wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

11/4 ワールドトリガーにハマれない理由

【11/4】

本日も朝起きたらツイッタートレンドに「ワールドトリガー」とある。あぁ。SQ発売日だなと実感。どうやらアイドルのシャッフルユニットという概念が使われているそうだ。来月が楽しみですね。


実は私、人にワールドトリガーをお勧めして、全巻渡してプレゼンテーションしたにもかかわらず、その人をワールドトリガーファンにすることが出来なかったんです。相手はハンターが好きなので、ならば戦術が肝の漫画は楽しんでもらえると踏んだのだがそうはいかなかった。理由は本人と会話して判明している。


1.主人公(三雲修)が弱い
2.ネイバー(異世界)へ行くことが目的なのになかなか行かない
3.登場人物が多すぎて把握しきれない


以上3点だ。とても納得できる。だが、このポイントたちはワールドトリガーたらしめている要素であり、面白い作品である理由でもあるのだ。ワールドトリガーが面白い理由とハマれない理由は、表裏一体なのである。

例えば修が弱いことは、ワールドトリガー最大の特徴だ。彼は弱い。弱いけれど成さねばならない事があるとき、自分の持てる物すべて絞り出したり命かけたり、そんな過程で強敵に勝てたときの歓喜といったらなかった。具体的にいうと22巻195話ですね。僕たち読者はほとんどが修みたいな弱い人間だけれど、もしかしたら修みたいに考えたり工夫したりすれば何か成せるかもしれない、そんな希望の象徴なんです、修は。

次に異世界へなかなかいけない理由は、もちろんランク戦があるからですね。読者も当初は「とっととネイバー行けよ」と思ってはいたけれど、今となってはこのランク戦がないと生きていられない体になってしまった。主人公周囲以外のキャラクターたちの思惑や戦略がとても面白い。戦いのルールがある程度決まっている(武器が共通、ポイント制など)ので、戦況の予想もしたくなってしまう。めちゃくちゃ楽しい。ランク戦で勝ち抜かなければ異世界遠征出来ないという、ボーダーの規則遵守からも外れない。規則を守っているというのがワールドトリガーの美点なので、異世界へ行くのは遅くなってもランク戦は必要だと思わされてしまう。

最後に登場人物の多さ。これもマイナスでもありプラスでもある要素。プラスにするには時間が必要ですね。多様な人物が、キャラデザかぶらず各々好きなこと言ってるのを見るのはやっぱ楽しいよ、把握できてくるとね。


修が弱いことを補うために遊真がいるんだけど、それが上手くはまらない人もいる。まぁ、私の布教活動は失敗したけど、これからもワールドトリガー楽しんでこう。なぜならこの漫画は、唯一無二の作品だから。