「メタファー:リファンタジオ」をクリアしました。クリアしてしまったとも言う。クリアしないでいたかった。彼らとの旅を終わらせたくなかった。そのくらいメンバーが愛おしかったし、旅が楽しかったよ。
難易度ノーマル、レベル79、プレイ時間142時間でした。
発売日(2024.10.11)に購入して2ヵ月くらいでラスダンに行けたんだけど、なんかクリアしたくなくて1年と半年くらい寝かせてしまっていた。
何から語れば良いのか分からないので、キャラクターについて語り、物語についても合せて書いてみよう。ネタバレだだもれ。
〈主人公〉
徹頭徹尾かわいい。私はシリアスな場面においても画面に映る主人公に対し「かわいい!」「いろっぽー!」と叫んでいた。いわれのない差別を冒頭から浴びまくってしずしずと耐えている姿がこれまた色っぽくてグッときてしまった。メタファーはペルソナの如くカレンダー進行なのだが、一日の終わりと始まりに挟まれる横になっている王子のイラストが好きすぎて、一日が終わるたびにときめいていた。ビジュが好きすぎる。主人公は王子のビジュと似ている部分(背丈とか肌色とか種族観点から見た目に特徴がない点とか)物語中盤くらいで「こいつは王子本人なのではないか」とぼんやり思わされていたのだが、実際に王子本人で、ずっと万年床で眠っていた体と合体した直後、一日の終わりのイラストが合体後のビジュでそれまた悲鳴を上げて喜んでいた。ビジュが好きすぎる。
性格的な部分は正義感がある、酸いも甘いも受け入れる、誠実、悲観的にならない、覚悟ができる、などなど生きて行く上で必要な要素を全て兼ね備えた奇跡的な人間である。どうやったらこんな人間性が育つんですか。
暗殺未遂され、母親の故郷に隠れ住み、シャバに出たと思ったら差別を一身に受け、別に見たくもない人の死を見届け、中傷され、再度暗殺未遂され、ほんとひどい目に合ったけどよく頑張った。良いキャラクター造形だと思います。好感が持てる。我々がよりよく生きる上での指標となるキャラクターである。そして貴種流離譚を体現している。高貴なる者は旅をし、理不尽をその体に浴び、高みに登るのである。
〈ストロール〉
主人公の中の主人公。なんで二番手に甘んじているのか不思議でならない。村の領主の子であったが村を焼かれ、領地と両親を失い、それでも最後に残っていたのは貴族としてどう生きるべきかという心のみと言う、お前が何で主人公じゃないんだよっていうキャラクター造形。戦闘に置いては物理アタッカー。最後に覚えてくれるチャージ→八艘飛びがなければ色々と無理だったよ。いてくれてありがとう。
〈ヒュルケンベルグ〉
職務遂行意識がバリ高のキャラクター。それゆえ私としては一番心を寄せるというか、信用するというか、そういうキャラクター。現実においても私は「この職に就いているからにはこれをしなければならない」という観点で動きたいと思っているし、その観点で動いている同僚や先輩たち、上司を尊敬しているのである。それゆえ、主人公の故郷で吐露したヒュルケンベルグの後悔は胸にグッときた。物語の展開としても1.2位を争う良い場面だった。オレの心臓に一番近いのはお前だ、ヒュルケンベルグ。ネット上では「脳筋」「食いしん坊」「色気皆無」みたいにネタ枠で言われているのを見かけるけど、そんなのは彼女の一面でしかなく、彼女の大部分を占めているのは忠誠心と職務遂行意識だよ。戦闘では楯役。スキル「騎士の名乗り」は最初から使えるかつ、バージョンアップした「聖騎士の名乗り」最終戦まで使い続けたスキルでした。これがなければクリアできない場面が沢山あったよ。いてくれてありがとう。
〈バジリオ〉
一番最後に加入した仲間でありながら最高の物理アタッカー。君がいなければクリアできない場面が沢山あったよ。いてくれてありがとう。「影分身のヒトガタ」を装備させ、チャージ→狂気の破壊(壊属性弱点付与)で永久に殴り続けた。
〈ユーファ〉
メガテンの悪魔たちを召喚してくれる少女。プリンスとストロールのジンテーゼ「黒の舞踏」で闇属性弱点をつけた直後に闇属性攻撃をひたすら打ってもらっていた。ラスダン前においても豊富な魔法を使ってくれるので必須の人物であった。
〈ハイザメ〉
家族を体現したキャラクター。親は子どもに先立たれることを想像して子の誕生を迎えない。当たり前である。その理不尽をどのように乗り越える、付き合っていく、飲み込めるか、それを明確に示した。主人公を自分の子どもみたいに扱ってくれるので、悪いことを教えてくれそうな雰囲気がするのがとても良い。私は主人公のステータスを「速」に全振りしていたのだが、主人公に次ぐ速さの持ち主。よって攻撃を避けてくれることがありがたかった。相手のプレスターンアイコンが減るからね。
〈ジュナ〉
私がマスクドダンサーを上手く扱えず、何度も殺してしまった。ほんとすまん。
〈ガリカ〉
主人公より良いこと言ってしまう。言論において主人公を食っている。例として「(主人公に向けて)恐れも不安も、敵じゃないわ。あんたの力になってくれるから」「(ルイに向けて)あんたは夢を信じられない。だから地道なこと、複雑なこと、ゆっくりとしか変わらないことを信じられない」など。その場にあった言葉を紡ぎすぎだろい。主人公があまり物語らないので、ストーリーテラー的な立場でいてくれる。
〈ルイ様〉
主人公のライバルにしてメガテンにおけるルシファーの造形。CVがなぜか中村悠一。最近は中村悠一の声を聞くと中村悠一の顔が出てきてしまうのでホント良くない。彼が駆け出しの頃はちゃんとアルトくんの顔だったし、お兄様の顔だったのにな。それはさておき。主人公と相対するキャラクターでありながら、その思考は現実の私とかなりかぶる。「自らの責任を他人に押し付けるのは卑怯である」とか。思考の源泉とか、そういうのは主人公と共通している。世の中に対する怒り、理不尽を受け入れなければならない、理不尽による苦痛をなくしたい、など。だから、ルイ様は私たちのパーティになれるって心から思ってたんですけど、そうはなりませんでした。でも、ルイ様が自らツノを外したシーンを見て、ルイ様の敗北を確信しましたね。ルイ様、そういう貫かなきゃならない嘘は、死ぬまでつき続けなきゃダメなんだよ、物事を達成する前に自らを開示してしまったら、その時点で負けなんだよ。P5の明智の時も思ったけど、相容れない敵キャラではあるけど一緒にいたいと思わせるキャラクター造形が素晴らしいですね。唯一の懸念は、今後の新作でもその新鮮さをプレイヤーである私たちが感じ続けられるかどうかなんですけど。
〈ベルギッタ〉
何度この女性と契りを交わしたことか。恋愛関係になるならこの女性です。というか私の中では男女の関係になっています。私に全力で心を開いている。惚れないわけがない。
〈グライアス〉
退場が早すぎる!ひどいよ!容赦なさ過ぎる!
〈アロンゾ〉
お前!!!!!ふざけんな!!!!!こっちはお前のこと愛おしい奴だと思ってるんだからな!!!!!
〈レラ様〉
今作におけるキャラクター造形の白眉。世間的な評価は白衣の天使で救世主、しかし裏では王子の暗殺者。そんな表と裏の乖離が激しすぎるキャラクター。彼女の人生のクライマックスでは、妹であるジュナを擁する主人公たちと戦わなければならないという、禍福はあざなえる縄のごとしすぎる。私は何を言っているのか。ともかく何年にも渡って自分のあり方というものに苦悩し続けた人である。主人公の禍根、苦難の道の元凶である事実は揺るがないが、その苦悩の年月は察するにあまりある。CV能登麻美子らしいキャラクターである。彼女と主人公が敵対することが決定的となった直後、鎧戦車で流れる曲が変わる。まるでこの世の終わりのような、女性のボーカル曲である。私にとって、彼女との敵対が決定したことは劇的な出来事だった。
〈ホモ・ブテラ〉
キャラクターというかニンゲンですが、特筆すべき敵キャラクターである。何度リトライしたか分からない。一番の難敵だった。この敵とは2回戦うことになるが、2回目の方である。本当に大変だった。本当に大変だった。いきなり飛び上がって全体攻撃してくるし、砂嵐起こして全員に命中率下げさせてくれるし、こちらとしてはホント手数が足りなさすぎて、紙にペンで互いのダメージ数書いて計算しながら戦ったし、ターンごとの攻撃や行動をメモしながら勝ち筋を検証した。本当に大変だった。勝てたときは心の底から雄叫びを上げたのである。余談だが、2025年3月に行われたメタファー展にてホモ・ブテラとリアルに相対することができる展示があり、大変興奮したものである。君の存在がこの作品をより輝かしいものにしているよ。いてくれてありがとう。数あるニンゲンの中でも君のデザインと存在が一番愛おしいよ。
その他
・アーキタイプそろえるの大変!
・アーキタイプの習得が大変!
・技の継承大変!MAGが足りないよう!
・黄金蟲どこにいるの!?集めきれなかった!
・全然対立候補者と討論できなかった!リナちゃんと戦えなかった!
・闘技場でも中途半端になっちゃった!
・仮面の素材を拾い尽くせなかった。戦車が足りない
・鎧戦車での旅が楽しすぎる。メンバーとお話ししたり、風呂に入ったり、料理したり、植物育てたり、魚釣りしたり、景色を眺めてその歴史に思いをはせたり、現実の旅と変わらない感動の享受というか、この体験が愛おしい。
・敵が無限に湧くスポットで体が止まらない。永久にレベル上げしてしまう。でも敵が湧きすぎてたまに処理落ちする。湧いてくる敵の矢に何度倒れたか分からない。
・P5Sもそうだったけど、私にとっては旅要素があると満足感がすごく高まることがよく分かった。
・エンディングがとても長い!1時間くらいあった!でも正直言うともっと見たい!
まとめ
相変わらずアトラスゲームはクリアするまでに時間がかかるけど、時間をかけたぶん物語や世界やキャラクターたちのことを愛おしく大事に思えるから、やっぱりアトラスゲーのことが大好きです。仲間と一緒にいたい、仲間のことが大事だと心から純粋に思えることができるのが、本当に不思議。架空の出来事で架空のキャラクターだけど、プレイヤーの私としては実感があるのです。私のこの実感は虚構ではないんですよね。実際にあるものを与えてもらえました。いつものことですけど、こういうゲームを作ってくれてありがとうございます。アトラスゲームのことが大好きです。



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