wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

宙に浮いた使用済み核燃料

原発の使用済み核燃料をどこでどうするのか、と言うのをテレビで耳にしたことがあります。私はてっきり原発がある自治体で保存やなんやらをするもんだと思い込んでいました。ですが実際そうではないようです。「どこでどうするか」を決めないで発電所建てるのは、問題を棚上げにしすぎで浅はかだと思うんですが、まぁ、当時はそんなことは先送りにしてとりあえず建てちまえって感じだったんですかね。先送りにしないと原発建てられなかったのかな。知っている人がいれば当時のことを教えて欲しい。

 

それで日本一原発が多い県と原発大事故があった県、それぞれどういうつもりなのかネットで検索してみた。
まず福井県。2019年6月8日関西電力の岩根茂樹社長との面談が記事になってます。

www.fukuishimbun.co.jp


この記事から福井県知事の発言を抽出すると、「県外で中間貯蔵、処分すること。」という姿勢。散々原発の恩恵を受けている自治体の首長なのに、尻拭いを拒否するのは、なんか、恩知らずだと感じる。関電だって処理場所に困ってるんだと思う。その意図を汲んでくれないのは、え、おいしいとこ取りするつもりかいってなる。(今となっては原発があることはおいしいことか?って言われちゃうけどそこは脇によけておこう)原発自治体以外のどこが処分場を引き受けてくれると思ってるんだろう。教えて欲しい。電力会社と二人三脚するつもりはないのね。変なの。

 

続いて福島県。2019年7月29日、知事の記者会見の内容。

www.jaif.or.jp


この記事から福島県知事の発言を抽出すると、「最終処理場所を福島にしないなら、中間貯蔵施設は作っていいよ。」この記事見ると、福井県知事の恥知らず感が浮き彫りになってしまう。なんてこった。福島県知事は原発事故を起こした自戒の念というか、罪を背負う気持ちなのかな、なんて勝手に思いました。最終処理場をどこにするかは棚上げですけど、覚悟は感じる。

ここで不思議なのが、使用済み核燃料があるのと原発があるの、どちらか一つあるのにリスクとか負担てそんなに大差あるだろうかということ。核物質が県内に存在していることに変わりないのに、原発はあって良くて使用済み燃料があるのは受け入れられないのはなぜだろう。原発は固定資産税がっぽり取れるからいいけど、使用済み燃料貯蔵施設はたいした金にならない、と言うのが理由だったらすごいな。

 

2019年7月30日、こっちの記事だと「絶対に福島県外を最終処分場にします。」って東電が言ってるけど、どこの自治体が受け入れてくれると踏んで言ってるんだろう。原発っていろいろ棚上げにしないと一歩も進まないんですね。それだけはよく分かった。楢葉町富岡町の町長が「廃炉産業の拠点にして地域振興して欲しい。」という発言にはびっくり仰天。なんか、原発のこと毛嫌いしてない上に、まだたかろうとしてるように感じてしまった。なかなか、言えないことだよ。

www3.nhk.or.jp