wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

2023.1/1-3 「囀る鳥は羽ばたかない」読んだ

【1/1】

不愉快たっぷりに年明けを迎えた。年末年始なのに紅白をちゃんと見られなかったり、正月番組をろくに見られないからだ。不愉快すぎるので昼下がりにはとっとと撤退した。

 

【1/2】

箱根駅伝見てた。気にかけていた選手がちゃんと出場して、怪我なく競技を終えられたようでホッとした。

 

【1/3】

「囀る鳥は羽ばたかない」を読みました。長年心の中で積ん読していた漫画です。なぜかていうと、いつ本屋へ行っても平積みされていたBLコミックだったんですよ。どんな本屋行っても。アニメイトじゃなくても平積みされてた。それも、長い期間その状態が変わらない。なので、10年は心の中に積ん読してました。表紙を見るからにカタギぽくなくて、わたしヤクザものが好きとかはないのでそれもあって積ん読期間長かったんだけど、正月だからと言うのと、商業BLに少しずつ手を出し始めていたので、よし、今だと思って手に取ったのであった。ガワは確かにヤクザで、特殊性癖で、暴力でありとあらゆることを遂行していく、ヤベえものではあるのに間違いないんだけど、作品やキャラの芯の部分はとてもピュアで、なんてピュアなものをヤベえもので包んでいるんだと驚きました。でも本質はマジ少女漫画。いい話。この作品がメインターゲット層にしっかり届いて売れているのが不思議ではある。多分、本質のピュアな部分が読者に届いているからなんだろうけど。完結はしていないけど、作者は読者サービスしてくれる人だという確信を持っているので、最後まで読んでそのサービス全部キャッチしたいですね。7巻だって鉢合わせるところでヒキだと思ったら、そんなの本の真ん中辺りでスッとやって本当のヒキはお風呂だもんな……サービス精神旺盛過ぎるでしょう……すげえよ……
面白かったので最初から読み直してみると、矢代氏がピュアすぎて痛々しいくらいでマジで胸が痛い。百目鬼はピュアな気持ちを全身全霊で常にぶつけてるんだけど、矢代氏はピュアであるが故に百目鬼を遠ざけてしまい、それでも大事に思っている自分の心と向き合えなくて目をそらし続けて早何年みたいな、少女漫画やんけ、感動するわ。