wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

7/1-15 映画を見ていた

【7/1-15】

映画「娼年」を見たり、他の映画を見たり、サッカーみたり、会社行ったり、歌の本番があったり、飲み会したり、日曜美術館を見たりしていた。


歌の本番は、まあまあの出来でした。歌詞は間違えたけれど、あんなもんだろう。
共演してくれたピアニスト、フルーティスト、ありがとう。


娼年」は別の記事に書きました。とてもいい映画でした。
それ以外に、たくさん映画を見ました。まずは「花芯」です。

 

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戦前戦中の日本が舞台で、主人公が旦那がいながら不貞行為をして、不倫相手とも別れて一人になる、というあらすじです。

まず、林遣都を目当ての立場でこの映画を見ると、全然だめです。
だって、林遣都が旦那なのに不倫する理由が全然ないじゃん。旦那が林遣都だったら、それだけで満足だよ。
わたしは林遣都に興味があるのに、林遣都に興味がない主人公に感情移入できるわけがありません。


自分の感情は置いておいて、主人公が旦那に興味がないのには、もう少し理由付けがほしかった。
親の決めた結婚とか、従軍逃れで今の職に就いているとか、それだけであんなに興味なくなるものだろうか。
不倫相手とか画家崩れとかには積極的に行くのに、なぜ旦那とのセックスにはあまり価値を感じないんだ。不倫相手のどこにひかれたの。わかんねーよ。
セックスに興味があるなら旦那を使えよ。あんなにラブコールしている林遣都にはラブで返そうぜ。
不倫相手とも一度したら終わりだしな。何を求めていたんだこの主人公は。


あと、一つ一つのことをもっと楽しめよ。人生楽しめよ。無感動になるなよ。幸せ作れよ。
娼年」のリョウくんを見習えよ。そう主人公に声をかけたかった。
でも言葉が通じないかもしれない、届かないかもしれない。のれんに腕押しという言葉がぴったりな映画かな。

それといい曲だからってジムノペディ使っちゃだめ。いい曲だから全部サティになって映画の印象が消える。


次も映画「ST 赤と白の捜査ファイル」です。

 

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連ドラからの流れで映画も制作した作品です。
私は連ドラを見たことがないので、拾えないネタがいくつかありましたが、
刑事ものですのでそれほど困ることはありません。本筋を楽しめます。
ただ、刑事物として可もなく不可もなく。それ以上でも以下でもないという感じでした。
連ドラファンが見ると楽しい作品だと思います。


しかし藤原竜也さん、めずらしくいい役なのに、変なキャラ立てをされていて、
彼はこんな役じゃなくてもちゃんと演じられるんだから、そういう仕事が来てもいいのにな。
瀬戸朝香さんもそう。仕事ができる切れ者の女上司って、もう演じ飽きただろうに。
安達祐実さんは、小さくてかわいくて演技が上手な役者さんですね。


それからWebドラマ「パーティーは終わった」です。

 

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漫画家の主人公がイケメンたちとラブロマンスをするオムニバス形式。
毎回イケメン俳優と恋に落ちます。金のかかってないドラマでした。
成宮くんがいて、切ない気持ちになりました。
林遣都の回はタップダンスを取り扱っていて、また彼が浮浪者で、この2点には胸躍りましたが、ドラマとしてはひかれる点はなかったです。
オムニバスでいいんだけど、それだけしかやらないの?という気持ちに毎度なります。
特に感情が揺さぶられるシーンはなかった。それドラマとしてはアウト。


次は映画「闇金ウシジマくん」です。

 

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これが、とてもきつかった。押しである林遣都の凋落を見なければならないのが本当につらかった。
ただ全裸シーンはガン見していた。そこだけは感情のメータが振り切れていた。
大島優子さんはどうなるのかと思っていたのですが、彼女は汚れ役はされないんですね。
本物の美人局というのを初めて見ました。
話の冒頭で蒔いた種は全部回収しきったと感じました。
林遣都どん底に行くだけの話なんですが、ただそれだけで、面白いとは思えなかった。
むしろつらかった。押しは幸せになれ。あと必要ない設定やキャラもあったと思う。
マムシとか、実家にいるのとか。必要ないことはしない方がいい。

映画「娼年」感想

娼年」大変いい映画でした。

 

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生きてるのがつまんないなー、と思っていた松坂桃李が男娼して生きがいを見つける話です。
なんて話し筋だ。
人に興味がなかった主人公が仕事をしていくうちに、人によって求めるセックスが全然違うことに気づき、
それにプロとしてどう対応できるか、試行錯誤していくんですが、それが楽しくなっちゃったのよね。
生気がなかった松坂桃李が、まとぶん(真飛聖)に誘われて仕事を始めた結果、生きるのが楽しくなる。
その変化をみられて、「ああ、よかったなあ。」と鑑賞後に思いました。いい映画でした。


本筋以外にも見所がありまして、それはもちろんお客さんたちの個性、まとぶんとのロマンス、
同僚との関係、友達との関係、こういう細々としたところにもちゃんと気を配って描いてあります。
やはり、熱海の夫婦と東くん、ヒポクラテスソクラテスは欠かせないですね。
熱海の太鼓とクラブの喧噪、蝉の声は今でも目に浮かびます。めちゃくちゃ笑いました。
「歳をとると、こういう芸当もできるようになるの。」が台詞としてはピカイチです。
初めて会ったときは長袖ワンピだったのに翌日の約束ではオフショルダーってのがわかりやすすぎてよかった。


主人公の順応性がとても高い。
お客の要求に驚きながらも否定せず受け入れてやり遂げるのは、もう天職としか言えない。
作中で「僕は昔から年上の人が好きだったので、女性が歳をとることを罪のように感じるのが不思議です。」
松坂桃李が言っていましたので、これに救われる女は万、億単位でいると確信しました。
あと、彼のお尻がたくさん見られます。彼はあまり筋力トレーニングしていませんね。
大学生の役だから、してなくてもいい。が、続編ができるとしたらプロの男娼として筋肉ついていた方がいい。


まとぶん「あなた(松坂桃李)はシンプルな服が似合うわ。でもその中には遊びがないとね。」
わたし「わかる。私もそう思う。」
まとぶん「先がとがっている靴はだめ。女性受けが悪いから。」
わたし「あ、やっぱりそうなんだ。」
先のとがっている靴って、いいと思ったことがなかったので、まとぶんに肯定してもらえてちょっと安心した。
前述のオフショルダー含め、まとぶんや松坂桃李の服のセンスもよかったし、
照明の作る影や、しぼりなどにも一手間加えてあるのが感じられてよかったです。
ベッドシーンらしい空気感に一役買ってましたよ、照明。


作中で地名をクレジットしてくれるのですが、渋谷、表参道、池袋、高田馬場、その後に
鶯谷、熱海がきて、1人沸き立っていた。その二つの地名がほしかった。R18映画として。
見に行く前は、松坂桃李の色気に当てられるかと思っていったのですが、
客役である女優の色気が強烈でした。予想外だった。ベリーグッド。
登場人物みんな素直に生きていて気持ちのいい映画でした。2回見に行きました。
ブルーレイも買いました。友人たちと一緒に見ようと思っています。

6/16-30 映画三昧

【6/16ー30】

仕事したり、辰野行ったり、菅平でジャズ聴いたり、ボーリングしたり、ピアニストと合わせをしたりしていた。

後は映画とドラマを見ていた。まず、グレイテストショウマン。

 

 

金と手間のかかったすごい映画だった。どうしてこんなに金をかけられるんだ。その点に感動した。
いつかこれも舞台化するのかな。数多の障害がありそうだ。でも成立させればドル箱。
あと、歌手がみんな上手なんですが、歌を勉強している身として、こんな声に生まれ落ちたかった。

 


次は「にがくてあまい」。シギサワカヤさんの漫画の題名っぽいが、作者は別の人だ。

 

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林遣都につられて見たのですが、突っ込みどころがたくさんありました。
まず、ルームシェアする流れがよくわからない。
あと、林遣都が同僚に「先輩」と声かけられる場面があるのだけど、
教員は同僚のこと「先輩」なんて呼ばない。「○○先生」だ。
あと、川口春奈さんが振り袖を着る場面があるのだけど、これの着付けが全然なっていない上に、コーディネートがダサすぎる。
おはしょりが全然ない、青の着物が古くさい色、それに合わせたおびあげだか帯締めの色がピンクって変。へん。
昔の着物だからあの青い色でもいいけど、それならもっと変な着付けじゃなく、色の合せをもっと映えるようにすればいいのに。
一応、見せる場面なのに、こんな変な出で立ちで全然見せ場になっていなかったよ。
また、着物を着る人にこの場面だけ見てもらった。
袖が足りない、帯幅だししすぎ、おはしょりがない、帯締めの結びが逆で死んだ人になっている、補正が足りない、現代が舞台なのに柄が古い、ピンクと青の合わせは昭和。
ただ、わかる人が見ないと、ただ通り過ぎてくものだよ、とのこと。
着物は着ればいいというものではない。着物にもセンスが必要。ただし、わからなくてもいい。


続いて相棒シーズン11。田中圭出演回を観賞。
ちょい役でした、田中圭。でも今後も出そうと思えば出せる役ですね。
サイバー犯罪対策課。今年の相棒でも出番があるといいな。
それから、なんだかんだ相棒の出来がいい。役者が全員芝居うまい。
あと、カイトくんがこんなに生き生きしているのに、あんな退場になった未来を思うと胸が締め付けられた。
恋人のまとぶんはとっとといなかったことになってるしな!まとぶんクランクアップ。とこしえに。


続いて映画相棒X-day。

 

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伊丹さんが生き生きしていてよかった。田中圭ははるたんと真逆のキャラクターでした。はるたんの方がすき。ごめんな。
内容はいつもの相棒なので、伊丹さん、田中圭ファンが楽しんでみる作品だった。
あと、右京さんが少ししか出ないのに、おいしいところを持って行くからひどい、とも思いました。さすが右京さん。

6/4-15 おっさんずラブとカリギュラODネタバレ

【6/4ー15】

会社行ったり、飲み会したり、東京うろついたり、レッスン行ったりした。


月曜は同僚と「おっさんずラブ」の話で始終盛り上がっていた。

 

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同僚「最終回はさ、春田と牧が一緒のシーンが少なかったじゃない。それがさみしい。」
同僚「田中圭は元から好きで、いろいろ見てきたけれど、春たんが一番いい。」

こんな感じである。

また、「おっさんずラブ」について熱を上げてしゃべっていたら、別の同僚に「恋って何ですか?」と尋ねられた。
なんて答えたかわからないが、真面目な返答をしたはずだ。
そこから端を発して、自分の恋ってどうだったっけ、愛ってどうだったっけ、
恋したいな、人のことこれでもかと言うほど好きになりたいな、と思っていたら、
初彼が夢に出てきて、目が覚めていたら涙を流していた。なんだこれは。

 


それからカリギュラしていた。
スイートPがいい人。というか、一番見えている大人で頼りになる。
コタローがバカ枠を一手に引き受けているのだけど、帰宅部メンバーがこぞってバカバカ言うのでかわいそう。
そういう役回りを一人で全部引き受けてるだけなのに。ちょっと悲しくなった。
「あなたの行きたいとこ行こうよ」と言われて、混浴風呂を提案する主人公はどうかと思うが、
カマトトぶらずに「水着を着られるならいいか」と一緒に湯につかってくれるソーンちゃんのことは大好きです。
例えモザイクがかかっていても。

 

 

6/3 VIOLA SPACE 2018 ヴィオラスペース 4日目

【6/3】

4日間も上野にいるのに、ミュージアムへ行かないのはいかがなものかと思い、都美へ行ってきた。
プーシキン美術館展である。ロシアの美術館が上野へやってきた。
相変わらず人の多さに辟易していたが、ものはいいものばかりである。
ハスは、グリーンがきれい。草上昼食は絵の具のベッタリがよし。
キュビズム初期ぽいのがいいね。安心して見られる。不安にならない。

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写真は、都美の特別展の展示が終わった後にある、写真撮影スペースでと撮った。
展示物が変わるたび、ここも変わる。馬の後ろに回ってポーズをとれる。


ヴィオラスペース最終日、コンクール入賞者記念コンサートである。
曲目は、コンクールの課題曲から抜粋である。
どうやって選ぶのかはわからないけれど、出来がよかったやつにしたのかな。

コンサートには、皇太子殿下もいらっしゃった。毎年いずれかの公演にはいらっしゃる。
授賞式とコンサートの模様がアップされているので、貼り付けておこう。

www.youtube.com

 

冒頭、今井さんが「今回の結果は今の時点の評価というだけ。これから50年で、いかに磨けるかが一番大事。」とおっしゃっていた。

実際に50年以上磨き続けてきた人の言葉は、しみますね。かっこいい。


曲目と演奏者も書いておこう。ピアノ伴奏者は、コンクール主催者が用意した人でした。


シューマン:3つのロマンス 作品94
セジュン・キム(ヴィオラ) 草 冬香(ピアノ)


野平一郎:トランスフォルマシオンⅢ~J.S.バッハの5つの断片による~ヴィオラ・ソロのための(2018)
ルオシャ・ファン(ヴィオラ


ノックス:無伴奏ヴィオラのための’’Fuga libre"(2009)
セジュン・キム(ヴィオラ


ブラームスヴィオラソナタ第1番 へ短調 作品120-1
ジーユー・シェン(ヴィオラ) 草 冬香(ピアノ)


武満 徹(細川俊夫編曲):ア・ストリングス・アラウンド・オータム(ヴィオラとピアノ版)
ルオシャ・ファン(ヴィオラ) フランソワ・キリアン(ピアノ)


本選で聴いた曲もあるし、予選の曲もある。武満とシューマンは聴いてなかった。
この中の白眉はやっぱり、ノックス。普通に弾いていることが信じられない。
コンクールから解放された、少しリラックスしながら演奏できたのかな。とても幸せでした。


幸せな4日間だったので、現実に戻りたくないです。

バンドSPLAYの思い出

2008年12月に解散した、SPLAYというバンドがあった。
大阪出身同級生4人のメンバー。ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムス。
活動期間は約10年、レーベルはポニーキャニオン、事務所はシンコーミュージック

昔「家庭教師ヒットマンREBORN!」という漫画が週刊少年ジャンプで連載されていて、雑誌内では人気漫画の一つだった。
私も例に漏れず好きになった漫画だ。
ジャンプ誌で人気が出ると、必然アニメ化する。
アニメにはオープニング、エンディングムービーがあり、それには音楽がつく。
家庭教師ヒットマンREBORN!」のオープニング、エンディングで流れていたのがSPLAYの曲だった。
それが出会いだった。

オープニングもエンディングも飛ばさないで見るので何回も聴いた。
これはどのアニメを見るときも同じで、習慣のようなものだ。そこで歌詞に引っかかった。

羽がない天使が僕に言った
家へと帰る地図をなくした

おいおい、天使が堕天使になっちゃったの?なんでだよ。

この目が光を失っても僕は描いてみせる
この手が力を失ってでも僕は描いてみせる

え、そんなに頑張らなきゃだめ?
目が光を失うって、失明を意味してると思うんだけど、それじゃ描けないんじゃない?
力失ってるんだよね?出来がよくなくてもやり続けるってむなしくないの?

聴くたびに歌詞が刷り込まれ、疑問符がたくさん浮く始末になった。
そんな風にして、SPLAYというバンドに興味を持ちました。
しかし、曲や歌詞にインパクトがあったりしてひかれた訳ではなく、はてなマークでひかれたのだ。
どうしてこういう、マイナスな雰囲気がする歌詞なんだろう、と。
それと、マイナスだけどプラスも感じるのが不思議だった。「描いてみせる」なんかがプラス。

自宅にあるCDはクラシックかアニソンで、TSUTAYAでバンドのCDをどうやって買えばいいかわからなかった。
アマゾンで1stアルバムを注文して、代引きで料金を支払った。

 

Farewell morning light

Farewell morning light

 

 


今の時点で、バンドのCDを買ったのはSPLAYだけである。
高校生の時、勉強中はこのアルバムをよく聴いていた。どの曲も体によくしみた。
全部の曲を歌えるのに、カラオケにはシングルしかないなー、さみしいなーなどと思っていた。

そして2ndアルバムの発売をバンド公式ブログで知った。またアマゾンで買った。代引きだ。聴いた。驚いた。
ヴァイオリンや金管、ブラスの音が入っているし、ブックレットの写真の雰囲気がSPLAYの曲を可視化したかのよう。
写真は河川敷で早朝、日の光がまぶしく明るい、少しもやがかかったような感じ。
やはりどの曲もよくしみた。
わたしのお気に入りは「まぼろし」です。いや、どの曲もお気に入りですが、あえて言うなら。
この二人の人間関係がどうなっているのか、未だに謎です。
抱きしめることはできないのにキスはしてるの?はてなです。

ライブツアーしたり、ライブCDを出したりしているのをブログで確認していたある日、解散すると記載されていた。
とてもびっくりした。このバンドを知ってから2年くらいしかたっていないのに、もう解散してしまうなんて、悲しいと思った。
シングルもアルバムも間を空けずに出して、これからどんどん上り調子でたくさんの人に知られると思っていたのに、それがたたれてしまう。
ライブへ行きたいと強く思った。しかし長野の片田舎から東京、ましてや大阪へ単身ライブへ行くということは経験なかったし、
当時は月々のこづかいもなく、お年玉やらで生きていた。それ以外の収入は、必要な物を買う際に支給された1000円札のおつりとか。
ライブへ行くにはまず資金を親から調達する必要があったが、ライブへ行きたいから、とねだることができなかった。
できることは、毎日ブログのチェックをすることだけだった。

ヴォーカルの人はリボーンのキャラソンを作っていたけれど、演奏活動は見つけられなかった。
ギターの人は音楽活動しているようだったが、他の2人は全くネット上では見つけられなかった。
しかし、ある日ヴォーカルの人が「ことわざ検定」なるものを手がけていることを知った。
なぜ!音楽じゃなくて!ことわざ!ことわざって商売になるの!?音楽よりも!?
一人で盛大に突っ込んだ。はてなしか出てこなかった。
それからしばらくして最近、ヴォーカルの向井さんを取り上げた、こんな記事を見つけました。

 

www.vice.com

要約すると、高校卒業してからの売れないバンド生活は大変だった。
解散するまで10年やったからもういいか、夢のメジャーデビューもできたし。
解散後、曲を書くのに言葉をもっと勉強したらいいかなと始めた勉強の一つがことわざで、それが仕事になってしまった。

私がSPLAYを知ったのは解散からさかのぼって2年くらいだけれど、
本人たちは10年頑張ってきたんだから、解散もやむなしだったのかと納得した。
それから、ことわざで飯を食べるようになった経緯も知れたので腑に落ちた。

SPLAYは解散して10年になるけど、曲は今聴いてもしみるし、それどころか感動しすぎて動けなくなるので、
これからもしばしば聴いていきたい。
それから、本人たちの気まぐれで、再集結して、何かの機会に演奏しているのを見られたらいいと思う。
いますぐ、ではなく、20年後でもいいんだ。そんなふうに、緩く待っている。

あと、もし私が教員になったら「ことわざ検定」を子供たちに受けさせようと思う。

以上、SPLAYの思い出でした。

 

AFTER THE MELODY ENDS

AFTER THE MELODY ENDS

 

 

6/2 VIOLA SPACE 2018 ヴィオラスペース 3日目

【6/2】

昨日の興奮冷めやらぬ中、ヴィオラスペース、ヴィオラコンクール本選2へ行ってきました。
曲がヒンデミットですので、詳しくはヒンデミットブログの方へ上げました。
ぜひご覧になってください。

hindemith.hatenablog.com


ヒンデミットブログの方へ書いてないことと言えば、近衛さんは白鳥にかけてたのかな、と言うのを感じました。
昨日のブラームスと現代曲に比べ、読み込みと言うかやりこみがとても感じられた気がしました。
あと、聴衆賞が自分で投票した奏者になったのがとてもうれしかったです。やっぱ音がでかいと聴き映えするものね。
でも、1位は別の人だったという事は、今の時点の聴き映えだけではなく、
将来の伸びしろにも点数を加算して、期待して、1位になったのかな、なんて邪推しました。
1位の人には、わたし、未来を感じたんですよ。もっと成長するような未来をです。


コンクール本選を聴き終えた後、池袋へ行って友人と飲んできました。1件目は串カツ、2件目はカキ。
この友人との会話と言うか、議論と言うかが、とても有意義なものになりまして、
互いに発言したことが響いたり、刺さったり、共有できたりして、とてもいい時間でした。
2人していい事ばかり言っていた気がするので、詳細を忘れたくない。時折この時間を思い出したい。
なので友人とわたし、どちらの発言も箇条書きにしてこちらへ書き留めておきます。

 

これに共感できない感性の人は凡人だからね。

顔も歌も中の上!体はだらしない!この2流!

100点満点を10回やれば1000点。本当はそうであるべき。それに向かってやる。
でも人間だから、そうはいかず、70点を10回やれば700点。それでいい。
でも10回あるうちの1回を0点に自分でしちゃうって何それ、やれよ!

私は教育長になる。

100万の仕事をしなきゃダメ。

納期に間に合わない?ありえない。

直感って、外れないよ。

ゆっこ、すごいね。

自分の人を見る目に自信が持てたよ!

口だけなんだよ。

理論や理屈で芸術は語れない、表せない。やって見せろよ。

本物のパトロンはお金をくれるからね!

顔で劣っているなら体で稼ぐしかないからね!
それができないからダメなんだよ!

遊ぶときは遊ぶ!じゃないと2つの後悔をする!マイナス2とプラス2、大きな違い!

本音を言ってないのバレバレだからな。

ウソって見えないけど、見えちゃうよね。

そんなんじゃ愛想つかされるよ。

こっちは色々と遊んでるの知ってるんだからな!

全部いい話なんてありえない。

八方美人なんてありえない。

いい話に脚色するな。

嫌ならそう言うか、何も言わない。

あの、私たち、ある程度はお利口なので、そこまでかみ砕いていただかなくても結構ですよ?

んー、自分に酔ってるんじゃない?

本音やその人の芯がにじんだり、匂ってこないと信用できない。

むき出しの自分と向き合ってないんじゃない?

もう、好きにしてって感じ。

今日も酒がうまい!

毎日筋トレしてるからね!

家族や芸のために頑張るなら応援できるけど、ねぇ?

あの人には矛盾がある。

使いづらい人間?自分のことじゃん!

わかった。見なくてもどれだけ良いか、素晴らしいか、伝わったよ。

本当のその人を知ってる人たちはもう、そばにいないってこと?

 

振り返ってみても、すごい事ばかり言っているな。

その後、宿最寄りの駅に降り立った私は走った。なぜなら、おっさんずラブ最終回を見なければならなかったからだ。
ちなみに、先週土曜日も飲みに出掛けていて、23時に居酒屋を出発し、
普段20分の道のりを15分で駆け抜けるくらいになるまで走りました。2週続けて走ってまで見たい、いい作品なんですよ。
結局、いい最終回でしたから、名も顔も知らない、このドラマを見届けた人たち全員と抱擁を交わして、
よかったね、素晴らしい作品だったね、と伝えあいたい気持ちになりました。
なんなら実家の母とメールで実況感想を互いに送りあいながら見てました。
ほんとにいいドラマを見たと思います。いい時間だった。

 

おっさんずラブ Blu-ray BOX

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ヴィオラスペース、飲み会、ドラマを楽しむ休暇を過ごしていて、幸せと充実で、どうにかなりそう。
今年一番幸せ。生涯のなかで、一番幸せかもしれない。