【6/3】
4日間も上野にいるのに、ミュージアムへ行かないのはいかがなものかと思い、都美へ行ってきた。
プーシキン美術館展である。ロシアの美術館が上野へやってきた。
相変わらず人の多さに辟易していたが、ものはいいものばかりである。
ハスは、グリーンがきれい。草上昼食は絵の具のベッタリがよし。
キュビズム初期ぽいのがいいね。安心して見られる。不安にならない。
写真は、都美の特別展の展示が終わった後にある、写真撮影スペースでと撮った。
展示物が変わるたび、ここも変わる。馬の後ろに回ってポーズをとれる。
ヴィオラスペース最終日、コンクール入賞者記念コンサートである。
曲目は、コンクールの課題曲から抜粋である。
どうやって選ぶのかはわからないけれど、出来がよかったやつにしたのかな。
コンサートには、皇太子殿下もいらっしゃった。毎年いずれかの公演にはいらっしゃる。
授賞式とコンサートの模様がアップされているので、貼り付けておこう。
冒頭、今井さんが「今回の結果は今の時点の評価というだけ。これから50年で、いかに磨けるかが一番大事。」とおっしゃっていた。
実際に50年以上磨き続けてきた人の言葉は、しみますね。かっこいい。
曲目と演奏者も書いておこう。ピアノ伴奏者は、コンクール主催者が用意した人でした。
シューマン:3つのロマンス 作品94
セジュン・キム(ヴィオラ) 草 冬香(ピアノ)
野平一郎:トランスフォルマシオンⅢ~J.S.バッハの5つの断片による~ヴィオラ・ソロのための(2018)
ルオシャ・ファン(ヴィオラ)
ノックス:無伴奏ヴィオラのための’’Fuga libre"(2009)
セジュン・キム(ヴィオラ)
ブラームス:ヴィオラソナタ第1番 へ短調 作品120-1
ジーユー・シェン(ヴィオラ) 草 冬香(ピアノ)
武満 徹(細川俊夫編曲):ア・ストリングス・アラウンド・オータム(ヴィオラとピアノ版)
ルオシャ・ファン(ヴィオラ) フランソワ・キリアン(ピアノ)
本選で聴いた曲もあるし、予選の曲もある。武満とシューマンは聴いてなかった。
この中の白眉はやっぱり、ノックス。普通に弾いていることが信じられない。
コンクールから解放された、少しリラックスしながら演奏できたのかな。とても幸せでした。
幸せな4日間だったので、現実に戻りたくないです。