wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

10/1-3 レミゼ見た

【10/1】

毎日毎日一週間の疲れがたまった金曜のような心持ちではあったが週の半ば過ぎてから楽になったな。今また追い込んでるけども。

 

【10/2】

昼:とんかつ定食
夜:鮭のホイル焼き、サツマイモの味噌汁

松本へ「レ・ミゼラブル」観に行ってきました。いつぶりのミュージカルだろう。覚えがない。
ともかく、とんでもない作品だった。役者達の声量と技術の高さにも驚くし、セットの派手さと豪華さ、金のかかり方にも驚くけど、一番は音楽の作りにビックリした。絶え間なくて、転調がどんどんされて、観客を引っ張っていく強烈な音楽だった。作曲家はアーノルド・シェーンベルクの弟のお孫さんですね。大叔父の作風はあんまり引き継いでないですが。あんなバリバリしてるトロンボーン久々に聴いたからうれしかったな。音割れしてるのレアなんで。ピッコロ狂っててよかった。吹いてる本人と周囲の人はダメージすごそう。レミゼ冒頭囚人の歌詞は下向けなんだが。ずっと「下請け」って聞こえてたよ。下請けではないとは思ってたが、Look down ですよ。
シナリオは、ド底辺主人公が何とかまともな人間になろうと、もがき、あがき、苦汁を飲みまくったその果てで、死によって救いを得るという流れだった。とんでもねえ。私はミュージカルにハッピーだったり、じわっときたり、爽やかな気持ちになる物を求めていたんだけど、この作品は全く違う。泥臭くて、底辺で、今生で真の幸せは訪れず、死によって救われるという、全然ファンタジーじゃない現実を突きつけられた。こういう作品が40年前に作られて長年ミュージカル界で大人気、そして何度も再演されていることにも驚いた。異色だよな。でもメジャーになった。メジャーといえど、僕にとっては、底辺環境に生まれた底辺人間が、何も見えない日も差さないまっ暗な中をさ迷い続けるのは、見ててしんどい。しんどかった。人の死の場面でしかライトが100にならないんすよ。ずっと、概ね舞台は薄暗い。
それにしても、フランス人にとってフランス革命後の混乱はどんだけインパクトがあったんだと思わずにはいられない。「スカーレット・ピンパーネル」や「カルメル会修道女の対話」でも思ったけど。やっぱり強引に政変するのは誰にとっても良くなくて、混乱、無法地帯が長く続いて行く印象がある。もちろん当時の生き証人なんていないし、現実と舞台を混同しないのは大事なんだけど、何らかの「フランス革命ってクソだったよな」という意識が、これらの作品達を作って後世に残っているんだから、空想だからと言って無視するものではないよ。変化させるなら、徐々に、だよなあ。

人と行ったのでご飯を食べさせてもらった。おいしい。足代までいただいてしまった。ありがとうございます。

 

 

 

 


夜は別の人たちが泊まりに来たので、緩やかにお酒飲んだ。

 

【10/3】

昨夜来た人たちを送り出して、夜はセガのライブを見た。めちゃくちゃ楽しかった。でも日本一歌が上手いサラリーマンと稲泉りんさんのセッションが見られなくて残念。来年に期待。