wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

12/8 舞台「風博士」観てきた

【12/8】

ヒャッハー!舞台「風博士」を観に行ってきたぞ!
林遣都が出るから行こうと思い立ったけど、よくよく見てみたら主演は中井貴一だし段田安則、吉田羊、渡辺えりさん、趣里さんとまぁ、集まったメンツを見て間違いない舞台だと確信したので、ウキウキでした。林遣都がかすんじゃうぜ。
感想、良かった。中井貴一さん筆頭に、この演目というか、この時間を楽しんでもらおうと言う気持ちがとてもあふれ出てきていた。渡辺えりさんや吉田羊、段田さんは主演の意向をしっかりキャッチして、合せてきてましたね。端的に言うとアドリブが多いんですが、観る方もその都度変わって楽しめるというのもあるし、演じる方も毎回フレッシュさが味わえていいよね。演者が感じてるフレッシュ感は、観てる方にも伝わってきます。腕がないと、こういうことはできないね。あっぱれ。
中井貴一さんも言ってたけど「この演出家はやたら役者に歌わせるんですよ」と言うことで、メインの人たちはみんな歌いました。え、そんなに歌うの?ってくらい量がありました。ここで私の不安要素、林遣都さんです。彼は歌が上手ではありません。歌う仕事はナミヤ雑貨店と石窯工房で終わりにして欲しいと願っている人間なので、少し青ざめました。そして彼は歌いました。想像通りでした。なんか、もう少し、なんとかなんないのかな。本人は歌うの一生懸命やってると思うので、あとは耳のトレーニングを積むのみ、歌わせるならいい耳にしてあげてくれ。それか、もう彼に歌う仕事をあげないでくれ。
物語は戦争終盤、満州(だと思う)で女郎屋してる中井貴一と周囲の人たちのお話。戦争嫌だね、まそれでも生きてかなきゃね、ということしか言ってないんだが、雰囲気が牧歌的で明るい。人死にはあるんだけど、そんなに悲しくもない。悲しくても生きてかなきゃな、という感じで、死も日常の一つに見えたので雰囲気が明るくて良かった。私はお涙ちょうだい演出が好きではないので、あのくらいがよかったな。観客に人死にの悲しみを訴えると言うより、自分たちは悲しいとだけ言うという。
2時間休憩なしでした。歌詞や場面転換が字幕で映し出されるのがすごい親切で驚きました。裾野を広げているのかな。
青空文庫にある坂口安吾「風博士」をざっと読みましたが、これから着想を受けてこの芝居ができるってのは、すごいな。全然違う話だよね。

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時間つぶしに百貨店でウロウロして自分史上初めてタッチアップなるものをしてもらおうかと思っていたが、日曜日はダメね、所狭しと並んでいる化粧品ブース軒並み整理券配っててすぐにはできない。Diorは人気すぎて不可能だね。クリスマスコフレのパレットがまだあるかどうかも聞けやしなかったぜ。タッチアップするなら東急に限るぜ。

 

 

舞台鑑賞後は池袋でKiyomiと酒盛り。生ビール2杯、ジントニック1杯、えびせん、生春巻き2本であそこまで気持ちよく酔えるとは思わなかった。この1年で一番気持ちよく酔えた。溶けたと表現しても良い。自分が1から10までしゃべろうとしているところ、4まで話した段階で相手が「5,6,7,8,9,10ってことでしょ?」と言ってくれて、もう、好きになっちゃう訳よ。わかんないかな。しゃべるのと聞くの割合が1:1なんだよね、お互いに。聞きたいこと聞いて、言いたいこと言って、すごく相性がいいんだなと酒を飲むたびに思う。

帰りのバスは家まで3時間かかるんだけど、席に着いた途端溶けてしまったので、体感5分で最寄りバス停に着きました。新幹線より速いな、びっくりした。