wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

11/9 十二国記「白銀の墟 玄の月」3-4巻ネタバレ感想

【11/9】

十二国記新刊発売日です。読み終えました。人、死にすぎ!!でもこれが十二国記です!!

黄昏でのイチ民の言葉「鴻基は一穴の蒼天にして、一点の春陽、長い冬のさなかにも決して凍ることのない熙光でございましょう」おっしゃるとおりでございます。泣いた。李斎がこのイチ民の言葉を覚えて、〆に入った場面で発言しているのが胸にグッときました。十二国記の主人公、基盤はやはり民なんだ。大事なのはやっぱり下々だよって言われてる気がしたし、てかその台詞20年近く前の台詞だし、ちゃんと使ってくれた小野主上に伏して礼。こんな独特で詩的な台詞だからずっと頭に残ってたの。うちひしがれる。
物語が終わってしまったことは悲しいけど、終わって良かったとじわじわ湧いてくる幸せの方が圧倒的に強いです。まだ短編集あるけど、それはそれ、これはこれ。「王が、麒麟が還りました~!!」と里々を走り回って幸せを共感したい系戴国民なう。結局4巻という大作になったけど、通して読むと本当は倍ぐらいありそうな所。削りに削ってなんとか4巻になった、という感じかな。あと5巻は読めます。
人生の内で成し遂げたいこと「十二国記の長編新刊を読む」が達成されてしまったので明日からどう生きていけばいいのか分らず放心。ゆっくり他に何したかったか思い出します。

 

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第三巻 十二国記 (新潮文庫)

 

 

 

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)

白銀の墟 玄の月 第四巻 十二国記 (新潮文庫)