wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

11/3 ドラマ「おっさんずラブ in the sky」第1話 感想

【11/3】

ドラマ「おっさんずラブ in the sky」見ました。面白いけれど、前作のファンである私は嫌なドギマギする瞬間が有り、その点不快だった。


面白いところ。テンポが早くて笑いどころが多い。キャラクターの作りもしっかりしているので、どういう人なのかすぐに把握できる。


ちょっと嫌だったところ、その1。前作と同じ演出が多発して胸が締め付けられた。
演出で気になったのはカメラのカット割りの多さ。前作からの特徴ではあるのですが、1シーン取るのに5台くらいカメラがある。例えば今回の終盤、春田と搭乗できないお客の会話シーン。春田を撮るカメラ、お客を撮るカメラ、二人を近くで撮るカメラ、二人を引いて撮るカメラ、二人を俯瞰して撮るカメラ、この5台がスイッチが切り替わるの如く1秒おきぐらいに移り変わる。カット割りの多さは気を引くんだけれど、気が散ってしまいがち。私は長回ししてくれた方が集中して見るし、そちらの方が好き。ここまでカットが多いと気持ち悪くなるし、酔う。この演出、以前は「おっさんずラブらしいな」と受け止めていたんだけど、おっさんずラブらしさを感じて少しダメージを受けた。前作と別物として見たいのに、前作を思い出させる演出が見ていてしんどかった。他にも月と照明をだぶらせる、夜景が見えるテラスのベンチで語らう、男の料理シーン、男二人で飯を食う、お年寄りを春田が手助けするシーン、全部いちいちしんどかった。以前通用したことをやられても、見てる側は新鮮味がないので、もう少しひと工夫して欲しい。なんでこんなにダメージを受けるのか、自分でも分からない。


ちょっと嫌だったところ、その2。前作に登場した小道具やロケ地が出てきて息が詰まった。
牧ネクタイやお餅お椀もさることながら、Forever Love指輪が便器に沈んでいるのは、とても傷ついた。あと春田の後輩が、牧くんの倒れた橋でロケしているのも心臓に悪かった。春田の部屋に飛行機のプラモデルがあるのも嫌だった。ゾイドを彷彿とさせるから、うっと息が詰まった。春田の携帯の着信音も嫌でした。別のにして欲しい。


不満なところ、千葉雄大さんの役。彼はとても甘いベビーフェイスをしているのだから、もっと天然でぽやぽやした、無自覚に、そして悪魔的に人を誘惑するキャラクターの方が似合っていると思う。「え~、1回寝たくらいで付き合ってると思ってたのぉ?」(心からぽかーん、首コテン、キョトン顔、みたいな)こっちのがいい。けれどなぜかクールなキメ顔役なんだよな・・・。これで春田さんのことを好きになってデレデレにならなかったら存在意義がないぞ。このままクールにすかしたままで本を書いているとしたら、ちょっと許せない。デレさせろ。私の認識している千葉雄大像と世間の千葉雄大像が乖離しているのだろうか。わからん。


役どころでもう1点。春田の後輩役はMEGUMIがよかった。ごめんね、春田の後輩役の女優さん。


不満な点が「前作のファン」という前提がなければ、不満になり得ない所だらけですね。なので、ちゃんと面白くできてるドラマだと思います。今後の予想ですが、春田は誰ともくっつかないのではないだろうか。前作は1話の時点で「恋がしたい!」と叫んでいた主人公で、3角関係も提示しきっていた。しかし今回はとにかく仕事頑張る、という姿勢のみだし、メイン男4人の関係がどう発展していくかがはっきり示されていないように感じる。よって、春田は誰も選ばないんじゃないかな。文句言いながらも最後まで見ると思います。

春田がブラックコーヒーを飲んでるのは前回と差別化できて良いね。ただ、アイスコーヒーを持っていると、彼は飲まずにぶっかけられることになっている。それにしても、千葉雄大に詰め寄っていた女優さんのたわわなこと。そっちに目が行ってしまった。いかんいかん。

 

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