wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

8/23 劇場版「おっさんずラブ LOVE or DEAD」公開日

【8/23】

朝9時の回、舞台挨拶2回、合せて本日3回劇場版「おっさんずラブ Love or Dead」を観てきました。
ざっくり書くと、5角関係ではなく、春田と牧の相思相愛が通奏低音としてずっと流れていたので安心して見られました。
新曲は聞き映えのする銅鑼を使った派手なものでよかった。鳳凰山グループの曲ね。吹奏楽でいい演奏効果が得られそう。
既存曲も使われていたけど、なんだか音が厚かった。新たに録音し直したのかな。それとも5.1chだから大きく聴こえたのかな。
ジャスティス、志尊淳がいい子だった。予告を見ると、春田と牧をかき回す役どころかと勘ぐったのだけれど、
むしろ二人の背中を押す働きをしていた。ブラボゥ。あと、ゆいPですね。すばらしい。
彼女のネタは演技が肝な芸だから、当然演技うまいんですよね。あの場にバッチリな演技でした。おかずクラブの株価右肩上がり。
ネガティブ感想、シーンとシーンのつながりが薄く、本が雑。連ドラ版の方が出来がいい。
このキャラクターでやってほしいシーンを細切れに撮ってつなげました、という内容だった。
でも映画の企画が上がってから公開まで約1年くらいで作ったんだとしたら、この雑さも受け入れようと思う。無理もない。
商売としては稼げるときに稼がなきゃいけないしね。むしろ商品としては優秀だと思う。
そんなにお金かけて作ってはいないだろうから、コスパがいい作品になったであろう。
ものが良くなくてもファンは何度も観に行くし、更に優秀なファンは人を連れて行く。
実際、自分は今日朝一番の回に人を連れて行ったし、今後4人の人間と行く約束をしている。
ただ、映画の出来としては褒められないと思う。次回以降に期待します。
今回の映画は資金集めとして、またいい作品を作ってください。
その作品がおっさんずラブでも、そうじゃなくてもいいです。いい作品が、観たーい!
とはいえ、作品のファンだから複数回観に行っちゃうんだよなぁ。1回見れば十分と言いつつ、行っちゃうんだよなぁ。

朝一番に観てから舞台挨拶まで時間があったので2016年単発ドラマ版を観ていた。連ドラBoxの特典で観られます。
部長の乙女感、春田のお人好し感、それぞれ連ドラ版より減少している感じでした。
あすかちゃんがいい女だった。いい女なんだからそのままいけ、と思った。でもハセのが強かったんだよね。
これはこれでまとまってていいわね。

夜、舞台挨拶後は「マルサの女」を見ていました。「銀二貫」を見てたら、津川さんの代表作を見たくなったんです。
すっごいね。女の人がお尻からゴムくっつけて歩いてんのよ。目に焼き付いた。
役者が若くて見たことない人かのように写った。私の知らない津川さん、伊東四朗さん、橋爪功さんがいた。
作品は面白いけど、今は流行らないよな。同じことできないよな。
昨今、こういう社会派?ていうのかな、がテーマの作品てほぼ見たことない。
今どきはゆるい、現実離れした平和な波風たたない本が流行ってる感覚がある。企画書が通らなさそう。
やるならうまいこと抜け道を探さなきゃ。長回しや、落ち着いた芝居も私は好き。
細かい描写に突っ込み入れながら見て楽しみました。口紅のケースに印鑑を詰めるって何!?口紅を詰め替えろ!とか。
銀行の支店長に「3時前にシャッター閉めるか」と言う査察官、えぐい。
張り込みの末、不審者通報で引っ張られるのが勲章、それが国税局査察部。
ラブホ全室のロックを解除して扉を片っ端から開けていくのは狂気の沙汰かと思ったが、これがマルサだ。
米倉のドラマよりも嫁入り描写がシビアというか、段取り踏んでる感じがしてよかった。
事前にロックの解除方法をチェックしてるところなんかいいよね。ゴミ集めもより泥臭い。
米倉のドラマは割と人の目線だけで現金発見しがちだからさ。

 

 

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