wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

5/13 映画「ナミヤ雑貨店の奇跡」を見た

【5/13】

鬼滅の刃、最新話。
カナヲちゃんに対する正しい読者の反応は「首切られて地獄に送られたい」
「存在否定と罵倒されるドウマが心底羨ましく、そして憎い」ですね。
余談だけど、ドウマがアニメ絵で動くとしたら、髪の毛を動かすの難しそう。
フジリューの絵の次くらいに難しそう。


DVDを借りてきて映画「ナミヤ雑貨店の奇跡」を見ました。ミステリだけ書いてればいいのになと思ってしまった。
主人公の視野を狭めたり思考停止させたりして物語を展開させるやり方がこの作者の手の1つなんだが、
毎度首をかしげる。人はそんなに馬鹿じゃなし。それぞれの軸を持って生きてんのよ。その軸で視野を狭めさせて書きやがれ。
これが奇跡の感動かといわれると、違うよな。
主人公たちは尾野真千子に対して「ちょっと懲らしめてやろうぜ」と言って、自宅に不法侵入し、
ガムテープで目隠し、さらに手足の自由を奪い椅子に括り付けるという鬼畜の所業をなしてる時点で感動なんてしてられん。
尾野真千子がかわいそうや。おまけに尾野真千子に対する偏見と間違った思い込みで主人公は動いてるからなおさらダメ。ばか。

で、売れないシンガソングライターの髪型が林遣都史上最も似合わない。
ジョンレノンのヘアスタイルは素人がまねしちゃダメといういい例です。
そして最も衝撃だったのは歌。歌です。うた。「遣都と一緒にカラオケ行ったら全部半音ずれて歌ってた。by田中圭
というのは有名な話ですが、本当にマジだったとは。いや、やばすぎる。
何がやばいって、自分の歌がどんなもんかわかってない本人もだし、これでGOしちゃった現場もだし、
OKしちゃったスタダもやばい。みんなやばい。レッスン受けさせろよ。
いくら売れないシンガーソングライターだからって限度があるよ。あんなにあんなじゃそりゃ売れねえよ。
おまけに施設で林遣都の歌を聴いてた主人公たちがそれを覚えてて、という割と大事なシナリオなのに、
肝心のWe wish you a メリークリスマスって、えー、ないないない、説得力ない。
聴いたそばから即刻聴いたことを忘れたくなるよ。林遣都はもう絶対歌う役は受けちゃダメ。石窯工房くらいならOKね。
散々酷評してましたが、燃える梁に押しつぶされて無念の表情をする彼はさすがだと思いました。うまい。
あとハーモニカもよかった。わたしハーモニカ吹いたことないからちょっと憧れてるの。

この映画で初めて「日本語音声ガイド」という機能を使ってみたんです。
視覚障害者の人が音声だけで映画を楽しむための機能ですが、健常者にも優しい。
誰が何をどうした、という動きを全部言ってくれるから、製作者側がどこを見てほしいのかがわかる。
ただ画面を見ていると、なにが物語にかかわってくる小道具や行動なのかわからないからね。見落としがない。

 

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