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半日会社行って、午後は上野へヴィオラスペースを聴きに行きました!至福の時間!
ヴィオラスペースとは、毎年開かれる、ヴィオラがメインの曲を演奏する演奏会、
ヴィオラのワークショップ(公開レッスン)をメインにした音楽祭、ヴィオラの祭典ですね。
私のようなヴィオラを演奏できない人には、演奏会がメインのお祭りです。
ここに呼ばれる演奏家はまあ、うまい人ばっかりなので、毎年行くことはできなくともチェックはしています。
ニッチな聴いたことない曲もよくやるのでそれも楽しみ。
あと、わたしにとってヴィオラはとても好きな楽器なので、この音楽祭は毎年楽しみにしています。
5年くらい前からヴィオラスペースの存在を知っていますが、一度も東京公演を全日行ったことがありませんでした。
ヒンデミットアニバーサリーイヤーですら、弦楽四重奏の公演を逃していたと思います。わたしはヒンデミットが大好きなのです。
ですので、一度はすべてのコンサートに行ってみたいと思い、今年はなんとそれが実現しました。幸せです。
とりあえずこの日のガラコンサートでの曲目を書きます。
ガラコンサートⅠ「子供の情景」
バルトーク:44の二重奏曲より
32.マラマロシュの踊り
21.新年の歌Ⅰ
22.蚊の踊り
28.悲しみ
43.ピッツィカート
36.バグパイプ
シューマン:おとぎの絵本 作品113
プロコフィエフ/ボリソフスキー編:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より
「少女ジュリエット」
「騎士の踊り」
クラーク:ヴィオラとチェロのための2つの小品
ブラームス:アルトのための二つの歌 作品91
杉山洋一:ヴィオラ四重奏のための「子供の情景」(原曲 R.シューマン)より
1.見知らぬ国と人々
7.トロイメライ
8.炉端で
10.むきになって
9.木馬の騎士
12.寝入る子供
バルトークは奏者が3人(タメスティ、ファイト・ヘルテンシュタイン、原ハーゼルシュタイナー麻理子)が、
交代しながら2重奏を演奏していました。
曲の並びも考えてあって、緩急あるようにしてありました。グッド。
ブラームスはメゾソプラノ、ヴィオラ、ピアノの3重奏になるんですが、こんな美しい曲があるのかと驚きました。
機会があるなら歌いたい曲になりました。
あと、ソプラノの波多野睦美さんの発声やドイツ語発音が理想的で、とても好きになりました。
ホントに素晴らしい演奏でした。
そしてトリを飾った、おもちゃの交響曲。桐朋学園の音楽教室に通っている子供たちがメインでの演奏でした。プロの演奏家たちも混じる。
なんと、小学生の少年が、今井信子さんにAの音を出すなんて、いや、彼がコンマスなんだから
当然そうするものですが、わたしは「なんと貴重な、恐れ多いようなものを見てしまったのだろう」
とドキドキしていました。
今井信子さんなんか、赤いリボン(ミニーちゃんがつけているような)つけてくるし、
神経研ぎ澄ました演奏は終わり、かわいくて楽しい曲を楽しもう、というトリでした。
実際、いい演奏だったしね。今日一番よかったかもしれない。
こう、超一流の演奏を聴くと心が洗われるというか、洗濯されるというか、とてもすがすがしい気持ちになります。
サイコーです。サイコーすぎてどうかしそう。