wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

5/3-6 熱帯樹と言うより地獄

【5/3】

同僚と同期を呼んでおっさんずラブ鑑賞会。
これで映画へ行く道筋は作られた。

 

 


【5/4】

腐女子、うっかりゲイに告る」を見た。3話目。
主人公が欲張りなとこがいいですね。ゲイだけど嫁さんも子供も欲しい。
普通といわれる家庭、自分が欲しい。
彼は起きたことの責任は自分で取りそうなので、欲張ってガンガンいってほしい。

 

彼女が好きなものはホモであって僕ではない

彼女が好きなものはホモであって僕ではない

 

 


【5/5-6】

「あなたの番です」を見た。4話目。見れば見るほど田中圭から乖離したキャラクターだと思う。


そのあとは関ジャムを見ていた。指揮者は恨まれるよね。


夜中は日付またいで「熱帯樹」を見た。三島由紀夫は言葉が難しい。てか昔の言葉は難しい。
5人しか出てこない舞台なんですが、セリフも多いし父母娘は常に怒っているから早口ですごい。
それだけで圧倒される。結末がまるで一昔前のアニメで驚いた。時系列は三島由紀夫のほうが早いけどね。Nice boat.

母の衣装にずっと首をかしげていた。娘の着るような振袖を普段着としている点が頭おかしいし、
大体振袖は晴れ着だから日常使いしねーよ、とか補正が足りないから時間がたつにつれ崩れがひどくて何とかしてほしかった。
胸にガンガンタオルを詰め込みたかった。帯も位置が低くて乱れてた。帯だけでもびしっとしたかった。
母は寝間着まですごい派手で驚いたよ。あと母関連でいうとデリカシーなさすぎ問題。まじデリカシー。
息子のエッチな問題に関しては人前でいっちゃダメぇ!それも娘とバトル時の武器として使っちゃダメぇ!
そういう大事な話を知ってるからって優位に立つなよ、その話は墓場まで持っていく並みの案件だぞ。
息子の彼女気取りはおっかねぇ。兄貴の彼女気取りも相当なものだったけどな。
死ぬ死ぬ詐欺して殺人教唆して母親に食って掛かって仕舞には兄貴とセックスして、いやあんた元気だろ。
出てくる人間そろいもそろって視野が狭いし、自分に都合が悪いことは話をすり替えるし、
今も昔も定番の問い「私とあの女のどっちが大事なの」も登場するし、問題を複数じゃなくて一つにしようとするし、
人をけなすときは勉強のできを持ち出すし、なんなんこれ地獄かな。地獄でも見せられてんのかな。
鶴見慎吾さんはチコちゃんの時のほうが好きだお。ただ頭が固いだけかと思いきや一番状況把握ができている。
信子さんは一家から5歩も10歩も距離を置いているから、全然内に入ってこない。なんかやだ。
そしてヘタレ息子。なんで母と妹にこんだけ愛されてるのかがわからないほどの意志の希薄さ。なんだこれは。

役者がインカムつけてなくて地声でやってるからしょうがないんだけど、役者が動くと声の向きとかこもり方とかムラがある。
それはしょうがないとしても、カメラが切り替わる度にマイクも切り替わるから惜しい。
カメラに付いてるマイクなんだろうね。マイクはマイクだけでつないでほしい。
映像で見るときに違和感が出てよくないです。

陰鬱とした地獄を見させられているような舞台だった。見てて疲れる、げっそりする。
役者はすごい。難しい言葉や言い回しをいうのはもちろん、舞台は時間が待ってくれないから、
気持ちをどんどんもっていかなきゃいけない。スピード感についていかなきゃいけない。完璧でした。
あと舞台転換が最初はどうやっているのかわからなかったんですが、役者が壁を押して転換していた。
この壁のふちが光るように加工されていて、よかったです。不思議な感じがした。

「グローリアス」もみようかと思ったけど寝落ちして気が付いたら録画が消えていてしょんぼりした。
こっちのほうがよっぽど陽気で楽しそうだった。彩吹真央氏もパッと見ただけで素晴らしい。
作者の冒頭インタビュー。
「モスクワ公演でも主人公を男性が演じたんだけれど、とても大掛かりな舞台で現代オペラのような演出だったんです。」
あー、それはダメだ、と言う感想が食い気味に自然と出てきたお。

 

熱帯樹 (新潮文庫)

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