ドラマ「高嶺の花」感想

ドラマ「高嶺の花」が終わりましたが、終盤になるにつれて、登場人物たちが何をしたいのかわからず混乱し、
結局なんだったんだろう、という気持ちです。
登場人物たちがまるで同じ人間かのような言葉遣いだったり、同じ情報を共有してシンクロして発言しているのが変だった。
「竜宮城か!」なんて突っ込みがシンクロするのって、違和感。


「孤独にならないと花を生けられない」という謎理論が作中で共有されているのも変だし、
まあ共有されてるのを許容しても、結局そんなのがなくても花は生けられるよ、となって混乱した。
わざわざ作った謎設定をなかったことにして、意味なかったじゃんその謎設定、なぜ作った。


誰が家元になるのか、というのがこの作品の柱の一つだったのに、それも投げ出してしまう。
主人公もその周りの人物も。今までそれが柱だったのに最終回でその柱を取っ払うって、だめでしょ。
「もう一人産みます。」じゃねーよ。それが家元になるのに20年かかるじゃん。
小日向家元はもうすでに万全な状態じゃないから家元を退こうとしてたはずなのに、全然問題解決してないよ。
絶えちゃうよ。もっと現実的で地に足のついた結論をくれよ。投げ捨てるんじゃねえ。


もう一つの柱、格差恋愛も主人公が覚醒し、つむぎだした謎ポエムにより、
一度振ったはずなのに、なぜかまたくっついた。
いや、くっつくのは予定調和だしそうあるべきだと思うからいいんですが、
振った理由もくっついた理由も説明されているはずなのに、全然ピンと来ないんです。
なんで振って、くっついたんだ?山中にある百合の花をとったから、なんだっていうの?説明あった?


格差恋愛の解決も全くしていない。見るからに高級マンションに住んでいる主人公は、
商店街の一角にある自転車屋の二階で生活することができるのかとか、
そういうとこを書いてくれないと、格差婚の決着にはならないでしょ。


このドラマの2本柱の格差恋愛と家元騒動がよくわからないのに解決したことになっていて、げんなりしました。
自転車少年と博多さんの役割は香里奈を登場させることだけだったし、
その香里奈の役割も必要を感じられなかった。京都の家元も同じ。
京都の家元対決を見せられたって何の感情もわかないよ。商店街のメンバー多すぎる。
何で千葉さんは馬の世話をしてるの。メンバーを食わせていかなきゃいけないって言ってたのに何放り出してんだ。
芳根ちゃんも華道をほっぽり出して千葉くんとどうやって生きていく気だ。そこ示せよ。
商店街の連中は行きつけの店に入り浸っている場面しかなくて、仕事してるのかなんてことが気にかかった。
すべての種を回収しきったかのように見えるけど、2本柱はもとより何も解決してないドラマでした。
ベテランが書いた本なのに、どうしてこうなった。はてなばかり残して幕引きにするんじゃない。

 

いい曲だからって、ラブミーテンダーを使っちゃだめ。曲にドラマが負けてる。

よかったのは、生け花がきれいなことと、姉妹仲がずっといいことと、さとみの服の着こなしぐらいだ。

こんな本ではさとみがかわいそうだし、流石のさとみも挽回ができない。

 

高嶺の花 Blu-ray BOX

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