wanshannan’s diary

ドラマ、映画、ゲームの感想を中心にその他のことも書きます。

4/1-15 「憂国のモリアーティ」読んだ

【4/1-15】

会社行ったり、新入社員が入ったり、歌のレッスンに行ったり、2年ぶりくらいにピアノの調律をしたり、
P5Aが放送開始したり、宝塚「ポーの一族」ブルーレイが届いたり、「憂国のモリアーティ」を読んだり、
アニメ「カリギュラ」を見たり、7月の発表会のためにお願いした楽譜を送ってもらって読んだり、
ガンダム00」続編の情報が出たり、地元の合唱団の演奏会へ行ったりしました。


ブルーレイが送られてきて、その日のうちに鑑賞会を開催しました。
改めて見て、宝塚「ポーの一族」が完成され洗練されていて、
ヅカ百年余りの歴史はこの公演を地球に存在させるためにあったのかと夢想してしまうほどです。
地球って言うか、世界であり、宇宙であり、銀河であり、この世。
衣装にセットに役者の容姿と花組全体の歌のうまさなど、演目とすべての条件がマストなタイミングで見ることができたと思う。
今この時に生があってよかったと思っています。

 

花組宝塚大劇場公演 ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』 [DVD]

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ピアノの調律って、1回につき1万円ほどするので、年に1回するべきものも、つい渋っていたのですが、
ピアノの練習をしていると音の狂いが気になって練習に集中できないので、調律をお願いしました。
そうしたら、まるで違う楽器かのように音が変わって、驚きました。
こう、きらめくような音になってしまって、とっとと調律しとけばよかったです。
ちゃんと調整できてる楽器で練習しないと、弾き方も確立していかず、いい練習にならずただ指の動きの練習だけになってしまうので、
やっぱり調律は大事ですね。ピアノは耳を使って弾くものですから、ちゃんと正しい音が出る楽器でないと、耳の訓練にならないし、
ひいては演奏のレベルも上がっていかない。


漫画「憂国のモリアーティ」は、デスノのライトくんや、ギアスのルルーシュみたいな物語なんですが、
彼らよりもこの主人公は冷静ですね。最初から自分の破滅を想定して動いているのがその証拠です。
ピカレスクロマンに分類される話ですし、読者にとって主人公の破滅はすぐに想定されることなのですが、
多くのピカレスクロマン主人公は破滅することを想定して動かないことがほとんどなので(なぜだ)、ちょっと新鮮。
冷静な主人公のおかげで読者としてはドギマギせず読めてありがたいです。
読むほうはやっぱ主人公の気持ちに引っ張られちゃうからさ。
モリアーティの破滅と言えば、ライヘンバッハの滝。1話の冒頭で既にその場面は描かれているので、
ぜひとも連載を続けて、きっちりこの破滅まで描き切っていただきたいです。

 

憂国のモリアーティ 1 (ジャンプコミックス)

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新鮮と言えばも1点。エマとかゴッチャとかDグレでぼんやり19世紀末イギリスてのを見てきたけれど、
ああいう風にキラキラしているところがあるなら、もう目も当てられないくらい貧しい人たちが沢山いて、
領主と小作人ていう関係を続けてきたおかげで、蒸気機関車が走ったり大きい布製品工場が出来たりしたんだよな。
ぼんやりとしか貴族と平民を考えていなかったけど、はっきりと「格差やべえ」と描いてくれたのは新鮮さがありました。

主人公一派は絶対に仲間割れで瓦解しないでほしいですね。ユダは絶対になしだ。
こう私が思うのは、ゴッチャのせいです。ユダだけではなく、敵の固定観念さえもひっくり返してくれたから、なお更残念だった。
いい漫画だったのよ。でも、おしかった…。
読者にやきもきさせておいて、「あ、それ無かったことになったので」なんて言われちゃ、もう、気持ちの持って行き場がないし、
なんでこの本読んでたのかとか思っちゃうし、作品に対する気持ちも激減するから、ちゃぶ台をひっくり返すのはホントに悪手。
急展開だったらいいってもんじゃないのよ。

 

ゴッドチャイルド (1) (花とゆめCOMICS―伯爵カインシリーズ)

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それと、読者には、敵方シャーロックと主人公のどちらにも興味を持ってもらわないといけないので、
そのバランス調整みたいなものが大変そうだと思いました。敵対する者同士、両方魅力的に描かなきゃね。成功していると思います。
どちらの陣営も応援したくなる。

勢いあまってjumpSQ最新号を買ってしまったんで、その感想になりますが、
何で悪役は自ら悪役だと名乗ってしまうのでしょうか。正体バレないほうがいいに決まってるじゃない。
でもさ、悪役が自信満々に悪い顔で悪役です宣誓しているの、超カッコいい。

余談ですが、わたしは「兄さん」と呼びかけることに大変ときめきを覚えていまして、
その理由はギアスのロロのせいだと思うんです。あと、セーラームーンRのデマンドとサフィール
だからモリアーティ3兄弟のいちゃいちゃしている場面がとても心にしみます。
いや、たいしていちゃいちゃしてないんですが、ただ会話したり、会話の中で相手をいつくしむ表情が見えたりすると、
もう、たまりませんね。尊いコールが止まりません。ずっとそうしててくれ。


友人の伊藤君が作った曲を7月の発表会で歌おうと思って、楽譜を送っていただいて読んだのだけれど、
この曲を聴いたときはもう、目も当てられないくらいぐしゃぐしゃに泣いていたのが頭に刷り込まれていて、
曲を読みながら泣くのをこらえて、でも涙が反射で出ちゃってろくに音取りができないという状態になってます。
とっとと練習してくれ、わたし。


地元のアマチュア合唱団の演奏会へ行ったのですが、指揮はすごくたくさんの指示を出しているのに、
歌の方がその指示を丸きり、ほぼ無視しているので、指揮の通りの音が全然流れてこないんですよ。愕然としました。
どうしてこんな悲しい状態になっているのか、唖然としてしまいました。
指揮者を信用して音楽作ろうぜ。自分たちの技量じゃ技術が伸びていかないから金払って指導してもらってんでしょ。
払った分の金に見合う技術を身に着けようぜ。それが出来なきゃ悲しくてむなしいよ。